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蛍光分光光度計 SPEX FluoroMax-4(スペックスフルオロマックス4)
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蛍光分光光度計

FluoroMax-4(フルオロマックス4)
蛍光分光光度計の感度測定について
蛍光分光光度計の感度を比較するため、水のラマン光のS/N比(シグナル対ノイズ比)を求める試験は、一般的には異なる装置間の相対的感度の優れた比較方法となります。ところが統一された水のラマン光のS/N比を求める試験規格がないため、複数のデータ処理方法が用いられているのが現状です。いずれのデータ処理方法で得られた値も有効ですが、得られるS/N比の値が大きく異なります。したがって、各社メーカーが提供する水のラマン光のS/N比の値だけを単純に比較するのではなく、データ処理方法についても知っておくことが重要です。
 FluoroMax-4で採用している水のラマン光のデータ処理方法について
当社が採用する水のラマン光のS/N比の試験方法におけるデータ処理方法は以下に示す通りです。水のラマン光のピークシグナル値とバックグランドシグナル値との差を、バックグランドシグナル値の平方根(ルート)で割ったものをS/N比として定義しています。
この方法はランダムノイズの仮定およびガウシアン統計に基づいており、第1標準偏差は、バックグランドシグナル値の平方根(ルート)に等しくなります。水のラマン光のピーク値は350 nm での励起に対して397 nmにおいて測定され、バックグランドノイズはラマン光シグナルが現われない波長領域 450 nmにおいて測定されます。より理想的な蛍光分光光度計では、バックグランドノイズはゼロに近くなるでしょう。本測定において励起側分光器部のスリット幅(バンドパス)は5 nmに設定するものとします。
グラフ
FluoroMaxで測定した典型的な水ラマンのスペクトルデータ:ピークシグナル値(397 nm)とバックグランドノイズ(450 nm)が示されています。

測定条件
●励起波長:350 nm
●ステップ:0.5nm
●積算時間:0.5 秒
●励起側分光器部のスリット幅(バンドパス):5nm
●スキャン波長:365-450 nm
●スペクトルのスムージングは行わず
●室温でのR928P 光電子増倍管(PMT)でのシグナル検出

*ピークシグナル値 (397 nm) =601 988 cps
*バックグランドシグナル(450 nm) =14 376 cps
したがって、水のラマン光のS/N比は
(601988 - 14376)/√(14376)=4901
 ノイズの捉え方が違うから、微弱な発光シグナルを正しく捉えます。
他のデータ処理方法のように検出器からのノイズや電気系統からのショットノイズのみをノイズとして考慮するのではなく、本処理方法ではバックグランド全体の強度をノイズとして捉えているで、システム内の光学系や散乱光等の影響をうける実際の蛍光測定により近い状態を前提としています。特に微弱な発光シグナルを測定する場合にはバックグランドの強度は決して無視できません。

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