光源部には大型450Wのキセノンランプを用います。キセノンランプからの励起光は、光源部に連結されたダブルモノクロ分光器により分光され、ヘリウム・クライオスタットを備えたサンプル室に誘導されます。
2枚のグレーティングが配置されたダブルモノクロ分光器を用いることで迷光(stray light)を大幅に除去することができます。また本分光器においては、グレーティングが脱着可能に装着されているので、簡単にグレーティング交換することが可能です。このため、最大の効果を期待できる波長域の励起光を自由に選択して用いることができます。
サンプル室内部の光学系は、Fluorolog-3の他のコンポーネントと同様に、ミラーを用いて構成されています。ミラーはレンズとは異なり、幅広い波長範囲において効率よく、焦点合わせできます。
励起されたサンプルからの発光は、サンプル室に連結された
シングルモノクロメータTRIAXシリーズ:Triax-552に誘導されます。
高分解能シングルモノクロメータTriax-552(焦点距離0.5m)は、フォトンカウンティングタイプのPMT、CCD、ICCD、Geダイオード、InGaAsアレイなどの多様な検出器に対応できます。
図2の概略図に示すように、Triax-552では、切り替えミラーを設置することで、対応波長範囲の異なる2種類の検出器(この仕様では、紫外および可視域に対応するCCDと、赤外域に対応するInGaAsアレイが選択されています)を同時に搭載できる特長を有しています。